ご主人が脳梗塞で倒れられ、体に少しの麻痺が残るようになりました。
普段は気にならないステップや段差も、体が思うように動かないときは大変危険ですよね!
ご本人はもちろん、ご家族、ケアマネージャーさんと工事について
打合せをすることになりました。
介護!という雰囲気にだけはしたくない、というご家族やご主人の希望を取り入れ、お家のインテリアに合わせた色調にし、手触り感、見た目の柔らかさもある、木目手すりを選択しました
設置するにあたっては、ご主人の普段の生活の動線を細かくチェックしました。転倒の恐れのある場所はもちろん、ご主人の背丈に合わせて、何気ない動作の中で無理のないように、上り、下りや体を引き寄せる動作など、高さや位置を慎重に決めていきました。
【施工場所】 | 広島県東区 M様邸 |
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【築年数】 | 約45年 |
【リフォーム期間】 | 2日 |
【家族構成】 | ご夫婦 + 近隣に住む息子さん夫婦 |
【物件概要】 | 戸建て木造軸組2階建て |
【工事費用】 | トータル費用22万円(今回は『介護保険住宅改修補助』の制度を利用することで、 20万円の9割が補助されました。 最終的なご負担はその差額分になります。 そのほかにも、地域包括センターからは、介護ベッドや浴室椅子などのレンタルも可能なので、慌てて購入したりせず、まずは、工事業者に相談してみてください。) |
日常の歩行の不安も解消され、活動的になられたようで、
何よりも、その様子を見ているご家族が喜んでいらっしゃいます。
ご主人も、退院直後より次第に明るい笑顔になられたことが、
とても印象的でした。
屋外の余った手摺を 脱衣室につけました。
お風呂から出る時に、体を引っ張り上げるのに体が安定するよう
設置高さを考慮しました。