ええっ!75才ですって?
「毎日の生活で、へえそうなんだという感嘆・驚き!と なぜ、どうしてという疑問?をもったり感じたりすることが、豊かで生き生きとした活動を生む」と聞いたことがあります。
ボランティアの魅力を語ってくださった大竹さんから、まず
「ええっ!75才ですって?」
という、感嘆(!)と信じられない(?)をもらいました。
お化粧や服装や言葉遣いで若ぶっているのではありません。
手のかからない子育て期を過ぎてから、養護学校の先生として、体の不自由な子ども達に夢と元気をくばるお仕事をされ、退職後、名古屋市美術館のボランティアガイドや、シルバーセンターやトワイライトスクールで老人や子どもに絵をかく楽しみを伝えてこられた実績が、人間的な魅力や好奇心、コミュニケーション能力を生み、老いてこない精神に繋がったのでは。そして、20年以上続けてこられた「ヨガ」が、中国雑伎団のような柔らかな肢体を形成したのだと言うことが、お話の中から分かりました。
また、日本画への造詣も深く、見せていただいた「舞妓さん」の絵は、確かな描写力と再現力、感性に溢れ、~~円でも買えないほどの出来映えでした
継続は力なりとはまさにこのことです。言葉は知っていても実行できず、年と共に着実に老いの階段を手すりにつかまりながら降りていく私・・・トホホホ
どうしたら継続できるのですか・・・ 「好きだからねえ」 「やってると楽しいもん」 だそうです。本当に若々しいお姿とそれをつくる日々の取り組みに、!と?の繰り返しでした
さて、 ボランティアとは、「自由意志で自ら進んで行動する」「対価をもとめない」「社会貢献する」という意味があります
「自分の家の前をほうきで掃く」は、ボランティアにならず、
「自分の家の前をほうきで掃いたついでに、隣の公園の周りを掃く」は、ボランティアになるというわけです
美術館のボランティアガイドを通して、古今東西の名画や新人の作品まで、たっぷり見て、その作品がもつメッセージをつかみ、それをどうやって人に伝えるかということの楽しさや魅力を見つけられたそうです。
画家一人一人の生涯、それを取り巻く人たち、その絵を梱包して世界各地に運び、それをほどき展示する。それをどれだけたくさんの人が見ることでしょう。その作品から古き時代の香り、画家の息が感じられるようではありませんか
広い海岸に一つの貝殻が描かれているポスターを題材に、クイズを出してもらいました。
また、ティータイムでは、名画に親しむために大竹さんが創られた「カルタ」で遊びました。
美術館に行ってみようと思いました