中古住宅リノベーションのご紹介です。
お施主様はご近所にお住まいで、セカンドハウス的な利用目的で中古物件を購入されました。
敷地は40坪程度しかありませんが、海を見下ろす眺望は得がたいものがあります。
そこで、リゾート気分が味わえるようなプランニングを要望されました。
さらに、日本古民家の雰囲気とアジアンテイストの両方を併せ持つような仕上がりも、希望されました。
3DCADシミュレーションを駆使して、打ち合わせを重ね、9回のプランニングを繰り返して、ようやく決定しました。
最大のリフォームポイントは、天井を吹き抜けとしてロフトを設けたことです。
このため、屋根の形状を変更しました。
リビング南東側。
ロフト下の天井高さを低く押さえることで、吹き抜け天井の開放感が強調されます。
リビング南西側。
海への眺望を取り込むため、大開口の窓を設けました。
広縁のウッドデッキは、離れの物見台に接続します。
リビング北西面。
床の間を意識して、付け柱と付け梁で区画。そこに、赤みの色を取り込みました。
リビング北東側。
北に浴室、東にキッチン。その中央に収納を配置しました。
台所。
必要最小限のスペースです。
横に造り付けた作業台と棚で、機能性が大きくアップします。
トイレ内手洗い。
信楽焼のボールとクラシック水栓が、遊び心をくすぐります。
【施工場所】 | 長崎県佐世保市 |
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【築年数】 | 54年 |
【リフォーム箇所】 | 家全体。 |
【リフォーム期間】 | 120日間 |
【家族構成】 | ご夫婦 |
【物件概要】 | 戸建て スレート瓦葺き2階建 |
【使用材料】 | 設備 UB・キッチン ハウステック、 トイレ ジャニス。 床 無垢フローリング。 壁 クロス貼り。 天井 無垢羽目板、バトン塗り。 外壁 サイディング塗装板。 屋根 コロニアル葺き。 ポーチ テラコッタ風300角タイル貼。 |
【工事費用】 | 約1000万円(全面改築、離れを含む。) |
玄関外観。
ロフトのある高屋根を吹き下ろし、ポーチ柱は門型を強調しました。
玄関周りのサイディングを張分けてアクセントをつけました。
表面外観。
右側の勝手口から、隣接する物見台にウッドデッキを渡って接続します。
玄関ホール。
玄関ドアを開けると、開放感あふれるリビングに圧倒されます。
縦格子が軽い仕切りとなっています。