戸建て・家全体
E邸② 地番混乱地域の悲哀。外観②
確認申請は無事に許可を取り付けましたが、もう一つ懸案事項がありました。
敷地が地番混乱地域だったことです。
字図と地番が符合せず、登記上の地番は全然別の場所でかつ担保価値がない位置にありました。
このため借入は二転三転しました。
ここでも法学部出身の設計士という柔軟な対処で、地元の銀行でなんとか融資を取り付けました。
道であって、道でない!?
最後の最後まで遺恨?が残ったのは、側道でした。
2項道路ではあるのですが、地番混乱で字図上に道がないため、行政は管理しないという不思議な取扱いとなっていました。
本来なら、側道の側溝に雨水を放流するのですが、許可がおりませんでした。
と言うより、そもそも管理していないから受付すらしないのです。
加えて、最上段の前面道路の側溝はあいにく反対側にあったため、お客様の費用負担で横断側溝を設置し流末処理する苦肉の策となりました。
横現況。
3層の土地一杯に、3階建ての住まいが建てられていました。
解体後。
地盤調査の結果、地盤改良をすることとなりました。
完成。
3層であることが良く分かる外観です。