アパート空き屋対策補助事業として、旧制度のセーフティネットに代わり、平成27年より創設されました。
内容にも変更があります。
従前の制度と、混合がないよう注意して下さい。
概要は、パンフ等で確認して下さい。
セーフティネット事業は高齢者・障害者が対象で、かつ、対象工事範囲が限定的でした。
当事業は、補助金額が下がったとはいえ、逆に活用しやすくなりました。
特に重要なポイントを補足説明します。
1.入居対象者に、子育て世帯が加わりました。
2.補助金の最大は50万円と減額されましたが、水回り改修他も対象となり、対象工事が広がりました。
3.用途変更と子育て支援施設は、100万円まで可能。
4.申し込み時点で空き屋ならばOK。空き屋期間の要件はなくなりました。
5.入居者の限定と家賃の上限には10年間の縛りがあります。ただし、3年後は一般の入居も可能です。
6.長崎県、入居者世帯の収入上限は、給与所得控除後の金額で、256.8万円以下。月214,000円。
7.佐世保市、家賃上限額は72,000円。
続けて、用語等で重要なものを説明します。
・賃貸住宅 面積25㎡以上で、住宅設備があるもの。戸建て、集合など。
・耐震性 昭和56年6月以降に着工した建物。または、新耐震前の建物で、耐震改修を行うもの。
・賃貸形態 シェアハウスやウィークリーマンションも可。
・用途変更 自宅や事務所・店舗等から賃貸住宅に変更すること。
・子育て支援施設 対象住戸のためのキッズルームなど。単独施設は対象外。
・対象工事 バリアフリー、耐震、間取変更、水回り・収納改修、エコ向上、法適合など。
・工事範囲 専有部分に加え、共有部分・外壁・屋根なども含まれます。
・入居者 持ち家からの転居でないこと。
・高齢者 60歳以上。
・子育て世帯 18歳未満の子を扶養していること。
・補助率 対象工事費の1/3。
・申請期限 平成29年2月24日まで。事前打ち切りあり。
・事前着工 不可。
例えば、日当たりが悪いなどで入居見込みがない部屋は、キッズルームに改修。
100万の補助金を活用して、一般の賃貸と差別化。
など、いろいろ活用出来ると思います。